Canon製のカメラでの物撮りにおいて、どんなカメラが良いのか、本体の種類も多くて選びにくかったりします
そんな本体選びの一助になればと思いましたので、今回の記事を書いていきます
本記事の内容はカメラのセンサーサイズが「APS-C」規格をメインで紹介します
わたしが持っている一眼レフを基準に性能を比較し、使用感はどんな感じなのか?といった点をお伝えできればと思っています
どんなカメラが良いのか
結論から言うと、細かい性能は違いがあれどカメラを始めたばかり、これから始めるという方はそれほど新しいものや性能にこだわらなくても良いです
その証拠に下の写真を見てください
この写真を撮影したカメラは「EOS60D」というカメラで撮影しました
EOS60Dは2010年発売の一眼レフ本体です
写真撮影時は2024年なので14年経過したモデルでもここまでの画力を出せます
わたしはこのカメラを2014年に購入しています
(撮り方はこちらから)
撮影は良いカメラ(高いカメラ)を持っていればいい写真が撮れるというわけにはいきません
確率的には良い写真が撮れる可能性は上がりますが、良い写真が撮れるにはそれなりの理由があります
物撮りもそうですが、他の撮影(人や風景)でも被写体に対して適性の光源や向きというのはある程度決まっています(パターンがある)
上記の記事のように透明なものはどの向きから光を当てればいいか、缶などはどこから?食べ物ならどっち?
といった具合に撮られるものも多種多様ですが、パターンを理解していれば基本的には良い写真に仕上がります(細かい調整とかテクで変わって来るものです)
なので、カメラ本体にお金を使うよりレンズや機材にこだわりましょう(え?)
本体の種類と比較
Canon製の一眼レフは
- プロフェッショナル
- ミドル・ハイアマチュア
- エントリー
とCanonの公式サイトで分けられていて、EOS60Dはミドルアマチュアモデルの位置付けになります
ミドルアマチュアかエントリーモデルの購入を検討される方も多いでしょう
という視点でAPS-Cセンサーの機種についての比較をしていきます
APS-Cセンサーの一眼レフ
機種名 | 一眼レフorミラーレス | 画素数 | 販売開始年 |
---|---|---|---|
EOS R7 | ミラーレス | 3250万 | 2022〇 |
EOS R10 | ミラーレス | 2420万 | 2022〇 |
EOS R50 | ミラーレス | 2420万 | 2023〇 |
EOS R100 | ミラーレス | 2410万 | 2023〇 |
EOS 90D | 一眼レフ | 3250万 | 2019〇 |
EOS 80D | 一眼レフ | 2420万 | 2016 |
EOS 60D | 一眼レフ | 1800万 | 2010 |
EOS KISS X10i | 一眼レフ | 2410万 | 2020〇 |
EOS KISS X90 | 一眼レフ | 2410万 | 2018 |
EOS M200 | ミラーレス | 2410万 | 2019 |
EOS M100 | ミラーレス | 2420万 | 2017 |
EOS M3 | ミラーレス | 2420万 | 2015 |
※販売開始年の「〇」は現在販売中のもの(2024年5月現在)
大まかに大きいタイトルの機種を選択しました
画質に関わる画素数ですがほとんどの機種で2400万台となっています、なので画素数にこだわらず他のスペックで買いましょう
わたしの所有する一眼レフは「EOS 60D」と「EOS 80D」で、画素数が600万ほど開きがありますが、正直写真の出来栄えで見た感じはあまり変わりありません
画素数についての考え方などはこちらの記事を見てもらえれば上記の出来栄えについて少しでも分かってもらえると思います
一眼レフの選ぶ基準
一眼レフの出番はなにも物撮りに限りません。動画だって撮れます
写真を定点撮影してタイムラプスなんてものも撮れます
これはインターバル撮影と言って、一定の時間になれば(例えば30秒ごと)シャッターを自動で押してくれるもの
時間が来るたび(例えば30秒ごと)にシャッターを切ってくれるので、それを編集して動画にもできます
その他には動画の記録形式の違いでも選びかたが変わります
フルHDなのか4Kなのか、フレームレートは30fpsなのか60fpsなのか(30fpsは一秒に30枚の画像で構成されています)
こだわるべきはレンズ
撮影の幅って本体ではあまり変化がないと思っています(本当にガチの人やプロこだわると思いますが)
物撮りは基本的には寄れるレンズが選択されます
50mmのズームレンズやマクロレンズなどはあれば重宝します
わたしの撮影も基本はそのレンズで撮っています
これが50mmのマクロレンズで撮影したもの
こちらが17-50のズームレンズ50mm相当で撮ったものです
ズームレンズはこれ!と決まったものがあると便利です
写真の距離や画角などレンズに慣れてくると写真の構図や構成などをイメージしやすくなります
マクロレンズは何mmかというのがレンズによって決まっているので、撮りたい写真があるのであれば、種類はあった方がいいですね
本体はどれを買えばいいのか
結論は「好きな物を買えばいい」というところに納まります
連写速度や機能など要素はそれぞれありますので、本体のデザインなどと合わせて決めるのが良いかと思います
Canonに限らず、他のメーカーも同じような考え方で購入を検討するといいですが、本体は買ってしまったメーカーに縛られるので(交換レンズを買うと合わせるためにまた同じメーカーにしがち)、本当に初めて買う場合はメーカーをきちんと選ぶ必要があります
写真が上達する方法
これは数を撮ることが一番重要です、そしてその写真の振り返りも重要
カメラの性能とか癖とか長所短所を知り、被写体に合ったレンズを選択するというのは数を撮影していった上での経験がないとできません
撮りたい写真というのは、自分だけが持っている答えなんです、その答えを導き出すのは経験からだと考えます
わたしがやったことは
- とにかく数を撮る
- シャッタースピードとf値とISOについて学んだ
- 上記の設定をマニュアル設定で撮影した
この3点で毎回振り返りの機会を設けては反省の繰り返しでした
設定に慣れてくると、被写体への光の明暗の調整も容易になってきます
そうなってくると自分だけの写真の完成です、構図とかこだわらなくても良い写真になります(現にわたしの写真は構図を度外視しています)
高いカメラが良い写真を撮れるのか
答えはNOです
確かに高いカメラは性能は良いかもしれません
でも撮るものは被写体なんです、同じカメラ同じ被写体でも撮る人が違うと写真も違いますよね
そういうことなんだと思います
経験値というのはなんどもやっていかないと積み上がっていきません、やってみて振り返って初めて次どうやろう?とか考えることができます
やるまで同じことを考える繰り返しになりますので、やらないと積み上がりません
そういうことなんだと思います
本当は言ってはいけないこと
ここまで読んでもらってありがとうございます
記事の最後になりますが、初めてカメラを買うならどういった買い方をおすすめするかについて解説していきます
中古を買いましょう!
わたしは「EOS 60D」を新品で買いましたが、12年経った今でも現役で使っています
こうやって使えているのを実感すると、全然中古でいいじゃないかと思います
それに、高い新品をお金が貯まるまで待つのを我慢するよりは、安く早く買って一日でも早く写真を撮る方がずっと有意義です
ここまで言い切ってしまうと、メーカーさんに目を付けられそうですが、わたしは本当にそう思います
自分でシャッタースピードやf値の設定をして、自分でピントを合わせて、息を止めて体を固定して撮る一枚を見返してみると、何とも言えない達成感がこみ上げてきます
良い写真ってそういった思い出の積み重ねでもあるのかもしれませんね