撮影において光の加減や影の付け方に活躍するレフ板
いわゆる「白レフ」「黒レフ」というやつです
白レフだと明るくなるというのはよく知られていることですが、黒レフは反射させて使うと影が濃くなるという特徴があります
この方法を応用するとちょっと雰囲気の変わった写真ができます
花を撮影すると花びらの重なりで影の付き方などが顕著に表れて表現方法が多様になり、おすすめです
ライト一灯で花を撮ると影の付き方の勉強になります
黒レフ板をつかうとどうなるの?
黒レフ板は影の強調に使います
どうやって使うかは実際に見てもらえると早いので八重咲きのコスモスの写真で紹介します
こちらはレフ板なしの状態
こちらはレフ板を左下寄りに設置
左下ほとんどが黒くなっているのが確認できるでしょうか?
ちなみに使用したレフ板はこちら、片面A3サイズで両面でA2サイズです
このレフ板の黒い方をライトの対角線上に置くだけです
実は黒レフ板の黒って光を吸収すると言われていますが、個人的にはちょっと違うかなぁといった感覚も使っていて感じてきました
その理由を次で解説していきます
レフ板の原理を応用した撮影方法
ここで黒レフ板は光を吸収してるわけではないというわたしなりの解釈に入りたいと思います
まずは次の2枚のコスモスをご覧ください
若干ですが背景色が違うのが伝わるでしょうか?
この2枚は撮影条件が一緒で、とあるものが有るか無いかの違いしかありません
それがこちら
カメラの下にピンクの画用紙を設置しています
ライトの対角線上に画用紙を設置するとこんな風に背景にまで色が反射して写真に映り込んでいくんです
次にニラの写真でもどうなるか見てみましょう
まずはレフなし
続いて下にある写真がオレンジの画用紙をつかったもの
次の下にあるものが黄色の画用紙を使ったもの
ぼんやり背景色が違うのですが、比べて見ると雰囲気が一変します
使っているものとその理由
わたしが使っている画用紙はA4サイズなのですが、10色セットがおすすめ
10色あると大体のシチュエーションをカバーできますし、近似色を使って馴染ませることが目的なのでまずは10枚で試してみるのをおすすめします
そして画用紙を使う理由
これは色が濃いという理由に尽きます
光を反射させているという特性上、やはり色が届くというという意味で濃いである画用紙が良いというところに行き着きました
もう一点理由があり、表面が光沢素材ではないということ
ゆるフワっぽい写真にしたいとなると表面がザラザラしているものが良い
これはザラザラしていると光が乱反射するということになります
乱反射する光は集中光と違って周りに拡散される光になるので写真のようにぼんやり色づくことが出来るということです
ちょっとした工夫で撮影は楽しくなります
いろんな方法がありますので失敗なんて気にせずどんどんやって楽しみましょう
わたしが使っているカメラはもう古くなって売っていませんが現行でおススメしているカメラはこちら
レンズはこちらと同等のものを使っています