コンビニスイーツの撮影でなかなか気に入った写真が撮れないと悩んだ経験はありませんか?
手軽に買えるコンビニスイーツだけど、なんか安っぽい写真になりそう?
そんなことはありません。
撮り方さえわかれば手軽なコンビニスイーツでさえ、おしゃれなスイーツに見せることだって可能です。
アイディア次第で写真はどんな姿にも変えられます。
この記事では写真の事例を元に良かった点良くなかった点と改善点をセルフレビューしながら解説しています。
読み終えた時に一つでも参考にして実践してみると、あなたの写真を撮る意欲が向上することでしょう!
使用機材を紹介
今回撮影で使用した機材一覧です。
- canon EOS 60D
- EF 24-105mm F4L IS USM
- TL-600S(ライト)
いつもこの機材で撮っています。
この機材で撮影した別記事もありますのでそちらもご覧ください。
ちなみに、一眼レフだからいいとかそういった記事の内容ではないので機材内容に構わず読み進めてください。
この記事内の写真はphotoshopなどの画像加工ソフトは一切使っておらず、撮影データそのままをあえて掲載しています。
白背景で撮影
まずは寝かせた状態で撮影してみます。
扇型に配置
斜めに配置
いたって普通の撮影ですね。上の2枚の写真を見比べてみてどちらが見やすいでしょうか?
斜めに配置した方が、写真の構図「斜め構図」に沿っていて見やすいように感じます。
やはりこういったものは「基本に忠実に」が一番効果を発揮しますね。
次に立たせた状態で撮影
この写真で良くなかった点は中央のキャラメルナッツのテカりです。
この商品だけテカりが目立ってしまっていますね。
テカらせるなら3つとも同じテカり方をさせる、テカらせたくないならライティングを変えてみるなどの対策をしなくてはなりません。
良かった点は3分割構図で撮れたこと。
上下の余白のバランスが取れてバタービスケットサンドを中央にきちんと分割されています。
お皿に乗せて撮影
この写真のよくなかった点は真横で撮影できていないところですね。
皿の奥が見えてしまってくっきりとした写真になっていません。
3つ並べて撮影
3つの被写体がある場合「くの字構図」が使われます。
奥行を出したい場合は縦に撮影するのが効果的。
この写真の良くない点は奥行を出す写真ではないのに、手前と奥のバターサンドがボケていること、そしてピントが合っているバターサンドが左に寄りすぎていることです。
ぼかすのであれば手前と奥のバターサンドは見切れるくらい寄って撮っても問題ありません。むしろそちらの方が雰囲気のでる写真になります。
背景紙を使って撮影
上から俯瞰で撮影
影がハートになっています
これはあまり良くない例で、サンドの中身を見せたいがために無理やり斜めにし、中のクリームが見えるように撮影しています。
俯瞰であるならば思い切って真っすぐ上から撮ってしまった方が、見る側からすると「中身は何だろう?」など考えを膨らませる可能性も出て来ます。
小物(造花)を組み合わせて撮影
青い花を添えて涼しい雰囲気に
青い花と赤い花を見比べてどちらが食欲がわくでしょうか?
心理学でよく言われている赤い色が食欲増進作用があるというのが2枚を見比べてなんとなく感じ取れますね。
背景紙をブラウンベースに変更して撮影
背景紙を変更したことで、被写体のイメージもまた変わってきました。
上の2枚の違いはマグカップがあるかないか。
この2枚でまた印象が全然違いますね。
マグカップありの方が落ち着いた雰囲気になります。
「マグカップ=温かい飲み物=ホッとする」
そんなイメージからくる雰囲気が影響して印象づけられる写真になります。
まとめて撮影
あるものをすべて詰め込み撮影しました。
1つの皿の上に置くならバターサンド3つは多すぎるように感じてゴチャゴチャしてしまいます。
皿のサイズ、ちょうどよいスペースを考えて配置してみました。
写真の役割について
最初の何も小物を置いていない写真と最後の小物だらけの写真それぞれの役割について考えてみましょう。
例えば商品自体を紹介や説明をする時は、小物なしの写真が好まれます。
人はゴチャゴチャした情報が嫌いなので商品自体をじっくり見てもらうには、単体でスッキリした写真がより商品そのものを伝えることができます。
小物ありなら欲求をかき立てる際に有効です。
あなたは最初と最後の写真を見比べてどちらを食べたいと思いますか?
それが答えです。
背景紙について
今回使った背景紙が2枚あります。
実はこれA3サイズの背景紙です。
今回の撮影の仕様で画角が背景紙内にギリギリ収まるサイズでした。
これ、背景紙だと言わなければ背景紙に見えますか?
わたし自身、撮った写真を見直してみて背景紙に見えないリアルさに驚いています。
A3サイズで大丈夫か不安でしたが、無事画角に収まったので買って良かったと思っています。
値段の割にとてもいいものなので撮影が好きな方は持っていて損はないはず!
小物撮影には重宝しますよ!