アップルパイの撮影について撮影パターンを紹介していきます。
今回撮影に協力してもらったアップルパイ
シャトレーゼさんの「プレミアムアップルパイ」です。
シャトレーゼ「プレミアムアップルパイ」の撮影
まずは正面から。正面と裏側が見えるように撮影しています。
正面のミルフィーユになっている部分はパイの特徴なのでぜひ見えるように撮影したいところ。
上から撮影。これは失敗例としてですが、パイの並びに規則性がないのでバランスが悪いです。ですが、正面からの撮影ではこの並びになっています。
カットしたものを並べるか重ねるかで比較します。
並べた状態だとノッペリしてしまいますが、重ねるとまとまった印象が出ます。
葉っぱをアクセントに撮影し、写真の色構成が白・茶・緑の3色になりました。
寄りで撮影。アップルパイをカットする際にパイ生地が下に下がってしまいました。
45度上方から撮影。アップルパイの表面を見せることができるので良いアングルになりました。ただ、被写界深度の具合がよくないので葉っぱがある程度くっきり見えてしまっています。
もっとぼかしたい場合は絞りを調整して良いところを探す必要があります。
ただし、パイ表面との距離感が難しいので主役のパイがボケ過ぎないように調整しなくてはいけません。
皿に乗せて撮影。
皿に乗せた状態であるなら、皿のサイズは考慮しなくてはいけません。サイズ感を出したいのならば小さめの皿を用意する必要がありますが、小さすぎると写真のように窮屈に感じてしまいます。
また、皿の種類や形状、色などによって写真の色の構成が変わってきます。
今回のわたしの構成イメージ
- リンゴは木に生るものなので木製の器を用意
- 色アクセントは葉っぱかリンゴを考察したが、リンゴの赤とパイの茶色が被り気味になるので葉っぱを選択
赤い背景で撮る
イメージ(りんご)に合わせた背景紙で撮るとどんな写真になるでしょうか
りんごのイメージとして赤い背景紙を使用します
使う背景紙として光沢のある良い背景紙を選びがちですが
それなりに値段もするので、わたしは背景紙として画用紙(サイズは四つ切)を選びました
撮影環境はこんな感じ
四つ切の画用紙を2枚使用しています
画用紙の境目は上から撮らない限りあまり目立ちませんし、色も強すぎず違和感のない写真になりました
写真の左側に写っているのがわたしが自作しました2面レフ版です
折り畳み式ですので、自立します。留め具などが必要なくとても使いやすいですし、こんなものでもきちんと反射してくれます
どうしても境目が気になるなら、ロールでの購入をおすすめします
ロールとなると90㎝のものも見つかりますので(四つ切は長辺で54㎝)、もう少し大きいものの撮影にも使えるので、使用頻度が多い色は持っておいても損はないでしょう
サイズが合わないとこのように背景に納まらず、余白部分が目立ちます