物撮りというと、商品撮影や高価な機材を使った撮影をイメージするかもしれません。

しかし実際には、花やお菓子、雑貨など身近なものでも物撮りは楽しめます。

私自身、ライト1灯だけで花や小物を撮影しています。

この記事では、初心者向けに物撮りの始め方を5つの手順で紹介します。

物撮りってどんな撮影?

物撮りとは、人物ではなくモノを撮影する写真のことです。
「商品撮影」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実際にはそれだけではありません。

例えば、

  • お菓子
  • コーヒー
  • 文房具
  • アクセサリー
  • 雑貨

など、身近なものも物撮りの被写体になります。

ブツ撮り(ブツどり、物撮り、スティルライフ。英: Still life photography)とは、小規模な静物撮影の商業写真・映像業界における俗称

ウィキペディアより引用

物撮りの魅力は、特別な場所へ行かなくても自宅で始められることです。
さらに、背景や光の当て方を工夫することで、同じ被写体でもまったく違った印象の写真を作ることができます。
かわいらしい雰囲気にしたり、落ち着いた雰囲気にしたり、ドラマチックな印象にしたりと、自分なりの世界観を表現できるのも物撮りの面白さです。

私自身も花を被写体にすることが多いですが、ただ記録として撮るのではなく、光や背景を工夫しながら一枚の作品として撮影しています。
物撮りは高価な機材がなくても始められます。まずは身近なものを被写体にして、自分だけの世界観づくりを楽しんでみてください。

わたしが推奨している物撮りは主に花の撮影です
作例を紹介しますのでぜひご覧ください

ブログ用 一灯花ギャラリーリンク画像

物撮りの始め方【5つの手順】

手順① 撮るものを決める

まずは撮るものを決めましょう。

物撮りというと高価な商品を撮影するイメージがありますが、最初は身近なものからで大丈夫です。

例えば、花やコンビニスイーツ、コーヒー、文房具など、自分が好きなものを選んでみてください。

好きな被写体は「もっと良く撮りたい」という気持ちが生まれやすく、撮影を続けるモチベーションにもなります。

手順② 背景を整える

被写体が決まったら背景を整えます。

どんなに魅力的な被写体でも、背景に余計なものが写り込むと写真の印象は大きく変わります。

最初は白い紙や木のテーブル、黒い布などシンプルな背景を使うだけでも十分です。

背景を整理することで視線が被写体に集まり、写真がぐっと見やすくなります。

黒背景の作り方はこちら

手順③ 光を意識する

物撮りではカメラよりも光が重要です。
写真界で有名な言葉があります

「写真は影を読む」

光があれば影もまたあります。
初心者のうちは明るさよりも「どこから光が当たっているか」を意識してみてください。

窓際の自然光やスタンドライト1灯だけでも十分撮影できます。
光の向きによって立体感や雰囲気が変わるため、少し位置を変えるだけでも写真の印象は大きく変わります。

ライティングの基本はこちら

手順④ 構図を考える

背景と光が決まったら、次は被写体の配置を考えます。

難しく考える必要はありません。
最初は被写体を中央に置く日の丸構図でも十分です。
慣れてきたら三分割構図などを試しながら、自分が「良いな」と感じる配置を探してみてください。

構図はルールを覚えることよりも、実際に試しながら感覚を身につけることが大切です。
慣れてきたら何枚もパターンを考えれるようになるのでその時に新しい構図をやってみるというのが上達へ向かう一歩になるでしょう。

手順⑤ 何枚も撮る

最後はとにかくたくさん撮ることです。

同じ被写体でも、

  • 少し角度を変える
  • カメラとの距離を変える
  • 光の向きを変える

だけで写真の印象は大きく変わります。
わたしがいつもやるのは光の向きを変えること。
ちょっと光の向きが変わるだけで影の付き方も変わるので、それだけで写真の出来栄えが全く違うこともあります。

物撮りは一度で完成させるものではなく、試行錯誤しながら理想の一枚を探していく撮影です。
何枚も撮り比べることで、自分らしい表現や世界観も少しずつ見つかっていくでしょう。

初心者におすすめの機材

物撮りを始めるために、高価な機材を揃える必要はありません。
私自身も、まずは手元にある機材や身近な道具を使いながら撮影を続けてきました。
大切なのは機材の値段ではなく、光や背景を工夫しながら撮影することです。

スマホ

これから物撮りを始めるなら、まずはスマホで十分です。
最近のスマートフォンは画質が高く、SNSやブログに掲載する写真であれば問題なく撮影できます。
まずはスマホで背景や光の使い方を覚えながら、物撮りそのものを楽しんでみましょう。

カメラ

より自由に表現したくなったらカメラを検討してみましょう。
物撮りだからといって高価なフルサイズ機が必要なわけではありません。
APS-C機でも十分綺麗な写真を撮ることができます。
私も、機材の性能だけに頼るのではなく、ライティングや構図を工夫しながら撮影することを大切にしています。

ライト

物撮りではカメラ以上に光が重要です。
初心者であれば、まずは窓から入る自然光やスタンドライト1灯から始めてみてください。
実際に私が撮影している一灯花も、スタンドライト1灯を使って撮影している作品が多くあります(中には懐中電灯サイズのライト一灯で撮ることもあります)。
まずはシンプルな環境で光をコントロールする楽しさを体験してみましょう。

物撮りを続けるコツ

物撮りを続けるうえで大切なのは、上手く撮ろうとしすぎないことです。
SNSや写真サイトを見ると、完成度の高い作品がたくさん並んでいます。しかし最初からそのような写真を撮れる人はいません。
物撮りの魅力は、特別な場所へ行かなくても作品作りができることです。

花一輪でも、お菓子一つでも、コーヒーカップ一つでも被写体になります。
そして物撮りの面白さは、自分で世界観を作ることができるところにあります。
同じ花でも、背景や光を変えるだけで優しい雰囲気になったり、幻想的な雰囲気になったり。
自分がセットした配置やライティングによって、一つの作品が完成していく過程も物撮りの魅力です。

まずは身近なものを撮りながら、自分がどんな写真を撮りたいのかを探してみてください。続けていくうちに、少しずつ自分らしい表現や世界観が見えてくるはずです。

まとめ

物撮りは特別な機材やスタジオがなくても始められます。

まずは好きな被写体を見つけて、

  • 撮るものを決める
  • 背景を整える
  • 光を意識する
  • 構図を考える
  • 何枚も撮る

この5つを意識しながら撮影してみてください。

物撮りは、身近なものを被写体にしながら、自分だけの世界観を作り上げていける写真表現です。
最初の一枚から完璧を目指す必要はありません。楽しみながら撮影を続けていきましょう。

一灯花の作品を見る
黒背景撮影の方法を見る