撮影においてライティングは最も重要な要素の一つですが、大きいライトがどうしても必要だということはありません
スタンドライトのように小さい光源でも、使い方次第で良い写真が撮れます
スタンドライトのメリットは影を計算した撮影ができることです
影を上手く使った写真はメリハリも出るので練習する価値もあります
高い機材を集める前に、手軽に安くできる方法で撮ってみませんか?
スタンドライトで撮った写真作例
まずは写真の作例を紹介
花は定番でキレイに撮れます
スタンドライトの撮影において、花は基本TOP光(上から光を当てる)で撮っています
作例を紹介します
上の写真はライトを近めに置いています写真が見切れるギリギリにライトを設置し撮影
花の良いところは手持ちの撮影でも違和感が出ないところ
茎が斜めになっていますが(水平がとれていない)、花はそういった成長もします
その認識があるので斜めになっても違和感が出ません
この写真はスタンドライトを少し離した状態
影がハッキリでるので輪郭が取りづらい写真はこういった影の使い方をするとキリっと撮ることができます
ただし、シャッタースピードを遅くする必要がある(場合がある)ので、条件によっては三脚も必要になります
食品だって撮れちゃう
こちらは煮玉子(実は浮かせて撮っています)、汁が垂れそうです
ライトの配置は右斜め上から半順光(カメラ側よりのサイド光)で撮ってます
もうちょっとシャッタースピードを調整すれば良かったのですが気づいたら無くなっていました(食べた)
食品はいつの間にか無くなってしまうので困ったものです(わたしは定番)
スタンドライトのスペック紹介
スペックといっても単純に60W仕様のスタンドライトを用意するだけです
電球ももちろん60Wを使用(規格内でW数が高い方が明るいです)します
スタンドライトのアームは可動式、首振りが出来るものを選択しましょう
一か所に固定したらあとはライトの位置を動かすだけ、例えば3cmほど動かしたいといった時でも大きなライトならスペースが限られてしまいますが、スタンドライトなら指先で動かすだけで簡単に3cm(5cmでも10cmでも)動かせます
影の使い方が良し悪しを決めたりするので、こういった作業のしやすさってすごく重要
機械的にはスペックを満たしていればどんなものでも十分です
ただし、ライトの傘が丸いものを選びましょう
四角いライトや長い(線状に光るもの)は調整がしづらいです
クリップ式も土台が安定しないのでお勧めしません
設置式可動型丸傘というスタイルが一番いいという結論にたどり着きました
電球の選択も大事になってきます、この部分に関しては写真の色合いに関わってくるのでかなり重要です
スタンドライトに飽きたらステップアップ
スタンドライトに飽きたら徐々に大きいライトの購入を検討してみてください
わたしが普段使っているライトはこれ
そしてちょっと高くなりますがライトスタンド付きで2棟セットのNEEWER製品でおすすめもあります
こちらはTL-600Sよりも演色性が96と若干高い(100で太陽光と同じ色合い)ので被写体本来の色味を写真に取り込むことができます
電球の色味について重要な事
すこしここでライトの色について大事な事を話させてください
家庭用の電球で「電球色」「昼白色」というのを目にしたことはありませんか?
通常電球色はオレンジ色に見えますが、写真の撮影においても同じようにオレンジ色に写ります
昼白色は青く映り気味になります、寒色と呼ばれるのですが青い写真は寒さを感じさせますのでこれも意図した写真ができません
少々面倒な話ではありますが、写真を撮るうえでは大事なこと、簡単にまとめていますが記事がありますのでご覧ください
まとめ
以上スタンドライトでの撮影と注意点として電球色について説明しました
本当に影の扱いで写真って変わってきます
光が重要と言われていますがそれと同じく影も重要です
被写体の輪郭を作るのは影なんですから
スタンドライトで上手に光の扱い方を勉強してみるのも良い成長につながると確信しています